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キット製作 - バルサキット入門 Seduction StreamLine

更新:2009/05/30 SARA

バルサキット入門 Seduction StreamLine
まえがき

このページは、バルサキット制作の経験がない方に向けの手引きページを作ろうと思い立ち、製作中の キットを題材して作成しました。しかし、制作が進むにつれ、題材に問題があると気づきました。この キットは、バルサキット入門者には難しすぎるのです。
このキットを題材に選んだのは、レーザーカットであり、胴体の構造がもっと大きな高級バルサキットと 同等で、曲げ加工済のプランクを採用していたからです。しかし、OK のレーザーカット特有の張り合わ せの多さはまだしも、一発勝負の組立部分や、複雑で合いの悪いエンジンカバーなど他の機体には見られ ない難しさがありました。特定のキット固有の問題は、バルサキットの解説には不要というもの。
そんなわけで、このキット特有の難しさは軽く流しています。バルサキット作成にかかる手間、必要な 道具などの参考にしてください。

■■■目 次■■■
  1. はじめに
  2. バルサキットとは
  3. 道具
  4. 主翼
  5. 尾翼
  6. 胴体
  7. 成型部品
  8. 生地完成

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■■■はじめに■■■

All Ready to Fly (以下ARF)機が主流の今、似た様な機体にマンネリ感を感じたらバルサキットを作ってみては いかがでしょう。人とは(絶対に)一味違った機体、楽しみが増えること受け合いです。また、自分で組み上げ た飛行機を飛ばすというのは、模型趣味の根本にある楽しみでラジコンを趣味としながらキット組み立ての感激 を知らないのは、とても残念な事です。
このページでは、バルサキットを作ったことの無い方を対象に、セダクション ストリームラインを題材に バルサキット制作の手引をしたいと思います。
バルサキットも ARF 同様に、キットごと作りが異なりますが、作り方は大同小異ですので、この機体を作るの でなくても参考になるでしょう。
もっとも、スケール機は作り方が全く異なる物があるので、キット初心者の方は、経験者によく相談してください。 手に負えないこともありますので・・・

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■■■バルサキットとは■■■

ARF しか見ていないと、バルサキットの箱を開けて驚く事が沢山あります。通常、バルサキットは、製作者の 都合に合わせて決める部品は含まれません。たとえば、下記部品は別途購入しなければなりません。

  1. フィルム(等の被覆材)
    当然あるものと思っている方もいますが、パッケージにあるようなカラフルに仕上げるには、その色分のフィルム を揃えねばなりません。また、カラーリングに応じて切らねばなりません。

  2. リンケージパーツ
    ARF ならお粗末でも、リンケージ部品(ラダーホーンやロッドなど)が付属しますが、キットは含まないのが 普通です。付属しているキットというと、ムサシノ模型の糸リンケージぐらいじゃないかな〜

  3. タイヤ
    固定脚のメインギャは大抵のキットに付属しますが、タイヤは含まないことが多いです。欠品などと怒ってはいけま せん。そういうものです。

  4. ヒンジ
    まず含まれませんね〜

  5. 燃料タンク、スピンナ
    大抵は付属しません。スピンナはサイズが指定されますから、買わなければならないケースも多々あります。また、 燃料タンクの取り付け方も各自で工夫して取り付けます。燃料タンクが指定されているキットもありますね。そう いう場合は指定タンクなら取り付けできます。でも、よほど特殊な燃料タンクでない限りあり合わせを使います・・

  6. 塗装
    カラーリングを自前で行うわけですから、エンジンカウルの塗装されていません。ま、大抵のキットは 塗らなくて良いカラーリングが標準デザインになってます。


別途購入品が多いのは、バルサキットは製作者の好みに合わせるからで、自由度のある部分は含まれな いのです。ですからキットのままつくっても、個性的な機体ができる訳です!?


バルサキットの内容は、キットごと、メーカー毎に違いがあります。日本製のキットであれば、大抵は 図面および組み立ての解説書と、バルサ板やベニア板、各棒とキャノピーなどの成型品が含まれます。 木材は、ダイカットかレーザーカットされていて、カッターを少し当てれば、部品が取り出せるように なっています。
海外のキットには木材に印刷しただけという物も存在します。自分で部品を切り出すので、かなり骨が 折れます。成型品と木材と図面がばらばらに売られていて、必要な部分だけを購入するスタイルもあり ます。海外でキットを購入する際は、よく確認してください。


大半の飛行機キットの構造は、バルサを主体として張り合わせる物です。たまに主翼が発砲スチロール のキットもあります。発砲スチロールにバルサをまいた構造の翼をスチロールコア翼と言いい、ARF で は珍しくありません。日本で入手できるキットの構造としては少数派です。発泡スチロールを使用して いるキットの場合は、接着剤でスチロールが溶けないよう注意してください。
胴体が FRP のキットは、日本ではほとんど見かけなくなりましたが、海外では、FRPコンポジット胴体 +スチロール翼のキットがいろいろと売られています。コンポジットキットは、情報が少なく制作は 大変そうですが、いつか挑戦したいと思っています。

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■■■道具■■■

バルサキットを制作するには、キットのほかに右図のような道具、接着剤が必要です。これらは、 人によって色々ですが、私が使っている物で説明します。
カッター類、上はジグソー、左から順に、カッター替刃、切り出しナイフ (と交換のプラ刃)カッター小、中、大、円刃カッターです。
ジグソーという、小型のノコギリです。肉厚の薄いものが良いです。必須 と言いませんが、あれば重宝します。
カッターナイフはもちろん必須で、サイズは大、小2種類揃えます。最近、 小の代わりに中を使っています。小より幅が広めの分、肉厚が薄くよく切れます。
カッター大は、必ず、刃の周囲が金属で覆われていて、ネジをまわして ロックする構造の物を使用します。
カッターの替刃ですが、超専黒刃を使っています。切れ味抜群で、一度使 うと手放せません。
切り出しナイフ、(クラフトナイフ)はあると便利です。片側だけ斜め で、切り口が直角に切れます。また、先端が鋭利で細かい部分の加工が得意です。
マイクログラスやフィルムを切るのに円刃カッターを使うと、ほつれたり、 ひきずれたりしません。他には使いませんので、ハサミを使い捨てにしてもよいでしょう。
小型カンナも要るという人が多いです。自分があまり使わないのでかならず しも必要ないでしょう。
カッター台も重宝しますが、最初は古い雑誌ですかね。
接着剤です。ARF でもおなじみですね。画像のように、瞬間接着剤、木工 用接着剤、エポキシ接着剤の3種類を使い分けます。
瞬間接着剤は、低粘度、ゼリー状の2種類を使い分けてます。木工用 (中粘度)はほぼ使ってません。また"大入り"は使い切らないので、小容量の安物を多数用意しています。
木工用接着剤、タイトボンド(イエローボンド)です。模型制作には今は タイトボンドだけで良いと思います。
エポキシ接着剤は、30分タイプを使います。5分速乾型は耐久性がよくあ りません。30分タイプは、10年たっても剥離しません。
上の瓶は、マイクロバルーンです。エポキシに混ぜて隙間埋めしたり、 隙間に詰めてから低粘度瞬間接着剤で固めたりします。
あと、撮影忘れましたが、超多用途 スーパーX2 なども用意します。 クッション性があり、何でも強力に接着します。プラ部品とフィルムや木材の接着に重宝しています。
ヤスリです。バルサを削るのはデリケートなので、木工用より、プラ モデル用の目の粗さが良いです。
爪のヤスリみたいなのは、薄い板状のヤスリで、ヒンジ溝を広げたい ときに使います。
木端は角を丸めてある、紙やすり用の添え木です。生地完までに使用 する紙やすりは、#160〜#240 番ぐらいです。粗、細の方2種類用意しましょう。
マチ針は、接着の間、バルサの押さえに使います。
L字定規は、30cm程度の物をひとつは用意します。小さい物もあると 便利。そのほかにアライメント確認用にメジャーか、長い定規もいりますね。
ハサミは、色々出番があって、すぐに切れなくなります。何個か用意 して、FRP(グラス繊維)用、プラ用、シール用、紙用など使い分けています。いずれも \100-で調達してます
ホームセンターにあるアルミのアングル材、長さ1m、幅2cm 程度のL断面の物を 2本用意すると良いでしょう。意外と直線が出ていて、
もちろん、電気ドリルも。ウイングボルトやエンジンマウントは、 バルサキットでも同様です。
カウルやFRPの加工では、他にハンドエンジン(リューター)も欲しいところ ですね。

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■■■主翼■■■

さて、早速制作に取り掛かります。私はいつも主翼から制作開始します。やはり集中力の在る内に、もっとも 重要な部分を制作したいからです。
レーザーカットキットの部品は、軽く押すだけでどんどん取り出せます。箱と蓋をならべて、主翼で使用する 部品だけ蓋の裏に出します。そのうち、両翼分の部品を取り出し、左右に分けていきます。このキットも、 よく見るとリブの上下があります。対象翼は見落としがちですが、多くの場合、主翼には上下の区別がありま す。逆にすると、何らかの部品の取り付けに苦しむことになります。
今回は、一部をあえて逆にしました。(@_@;)
この機体はエルロンサーボを主翼の上面に取り付ける設計です。どうも許せなかったので、サーボが下面に なるよう、部品を上下逆にしました。
平らな板の上で、リブをスパーに図面通りに差し込んで、瞬間接着剤を流し込みます。リブが揃うように、 アルミアングル材を載せて作業します。まだ、リブの肉抜きを外していません。なるべく翼型が狂わない ように、ぎりぎりまで肉抜きを抜かずに作業します。
リブ組
左右を制作し、両翼を合わせて対称にできているか確認します。まだグニャグニャなので、狂いを矯正できます。 対称確認
左右対称、捻じれのない事を確認したら、プランクを行います。本機の場合、最初にエルロン材を接着します。
次に、前縁のプランク材も張り合わせて長さを合わせます。プランクの繋ぎ合わせは、アングル材で直線を出した 後、マスキングテープで板材を合わせて接着剤で張り合わせます。
その後、張り合わせた板の、厚みが揃うように紙やすりで面を出して使用します。これらの接着は、タイトボンド を使います。
プランク材切出 プランク材連結
前縁のバルサをリブからの曲線に合わせて削り、スパー材からプランク位置を決めて接着します。
前縁のほか、ヒンジラインのプランクを接着します。硬化までの間、狂わないようにテープや待ち針、重し (雑誌など)で固定します。
プランクその1
バルサをつないで長くした中央プランクを、現物合わせで長さをそろえ張り合わせます。
この時点で、リブの肉抜きはすべて外します。片面の貼り付けが終わったら、エルロンサーボの リード線を通す紙パイプを作成して貼り付けます。
プランクその2 プランクその2
最後にリブキャップを貼り付けます。エルロンサーボの周りの枠も作ります。
あとは、前縁から飛び出したプランク材を削り、前縁を接着し、サンディングです。平らな木材の板に 紙やすりを付けて接着でできる高さの不揃いを除きます。
プランクその3 プランクその3
エルロンを切り取り、切断面を平らにサンディングします。平面を出したのち、Vブロックのセンターを 合わせて貼り付けます。
エルロン エルロン
設計図にしたがって、主翼中央前縁を切り取ります。エルロンサーボのリード線出口も開けてしまいます。
翼結合1 翼結合1
かんざし部品を作成します。センターマークを合わせて張り合わせ、ついでに斜めに削ってしまいました。 このままでは、削った分だけガタがでますので、角にバルサを張って、スパー材と密着するようにします。
翼結合2 翼結合2
左右の主翼を、たれ防止にマイクロバルーンを混ぜたエポキシ接着剤で接着します。
翼結合3
主翼中央部分を、マイクログラス+ポリエステル樹脂で補強します。準備するもの、ポリエステル樹脂、マイクログラス 作業用ビニール手袋、ポリラップ、円刃カッターです。
マイクログラスは、円刃カッターでカットします。切り出す幅は、胴体より少し広くなるようにします
翼結合3 翼結合3
補強幅は、胴体より太くします。2cm 幅のクロスがあったので、中央部分に張り、その上をカットしたマイクロ グラスで補強します。ポリエステル樹脂と硬化剤を混ぜてマイクログラスの上から塗り伸ばしします(硬化剤の 分量を間違うと真っ赤に発熱します!要注意!)
全体に塗った後で、ポリラップを載せて余分なポリエステル樹脂を押し出し、拭き取ります。最後に硬化まで、 ポリラップを押さえておきます。
3〜7日硬化させたら、ポリラップを剥がして、主翼が完成です。
翼結合4 翼結合4

つづく⇒

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